千葉・豊上ジュニアーズ 女子エース佐藤で全国1勝 4失点完投

[ 2016年8月10日 05:30 ]

<豊上ジュニアーズ・やよいスポーツ少年団>4失点完投と力投した豊上ジュニアーズ・佐藤

スポニチ主催高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球第2日・2回戦 豊上ジュニアーズ(千葉)7―4やよいスポーツ少年団(山口)

(8月9日 神宮など)
 神宮球場など5球場で、2回戦16試合が行われた。初出場の豊上ジュニアーズ(千葉)は、佐藤なつみ投手(6年)が4失点完投。やよいスポーツ少年団(山口)を7―4で下して全国大会初勝利を挙げた。昨年優勝の長曽根ストロングス(大阪)は弓削キング(熊本)を下すなど16強が出そろった。10日は2球場で3回戦8試合が行われる。

 豊上ジュニアーズの女子エース佐藤が、6安打4失点完投。打っても1安打と投打でチームの全国初白星に貢献した。

 「疲れはほとんどなく、思った以上に投げられて自分でもびっくりした」と佐藤。前日は女子学童野球の全国大会、NPBガールズトーナメントに千葉ドリームガールズの一員として出場。先発して6回無失点で13―0の大勝に導いた。前夜はストレッチを入念に行って疲労回復に努めて堂々の連投。2日間で計170球を投げ抜くタフネスぶりを見せつけた。

 直球で押す強気な投球が持ち味。高野範哉監督は「男子以上に気が凄く強い」と話す。目標は自身と同じ右投げ左打ちの侍ジャパン女子代表・川端友紀(埼玉アストライア)で「将来は日本代表に入りたい」と目を輝かせる佐藤は「明日も投げたいです」と力強く話した。 (原田 真奈子)

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