「遊ばれとった」金本監督あきれ顔 代打三振江越に「打者として恥」

[ 2016年7月1日 05:46 ]

<神・D>8回裏2死一塁、、江越は空振り三振(投手・久保康)

セ・リーグ 阪神0-3DeNA

(6月30日 甲子園)
 阪神は30日、DeNA戦(甲子園)で0―3で敗れ今季5度目の零敗を喫した。DeNA先発・久保康の前に5回まで完全投球されるなど散発3安打で二塁も踏めず。金本知憲監督(48)は「遊ばれとったね」とチームの今季最短2時間21分の淡泊な攻撃に試合後はあきれ切った表情を見せた。借金も今季最悪タイ7となり5位に転落した。

 虎党のため息が甲子園に充満した。0―3の9回、せめてもの意地に期待したが、展開されたのは、この日幾度となく見られた光景だった。先頭の1番高山は2球で左飛に倒れ続く鳥谷は144キロ内角直球に手が出ず見逃し三振。最後はゴメスが甘いシュートを打ち損じて一邪飛に終わった。まさに無抵抗。最近10年では2番目に早いペースで40敗目を喫した試合後、金本監督も首をかしげるしかなかった。

 「(久保に)遊ばれとった。何て言うの。何て言ったらいいんやろう…。遊ばれているだけ。ベンチから見ていてもわかると思う。どのボールを気をつけるとか…」

 もどかしい現状に敗戦直後は言葉も見つからなかった。3回までは3者凡退を繰り返し4回の攻撃前にはベンチ前で円陣を組んだ。笛吹けど兵は踊らず5回まで一人の走者も出せず。終わってみれば二塁すら踏めない零敗だった。今季は2度対戦しいずれも黒星を付けていた相手に通算でも初めて完封勝利を喫した。

 加えて、指揮官は個人名こそ出さなかったが、珍しく厳しい言葉で?責(しっせき)した。

 「(久保の調子)以前(の問題)だね。そりゃ、いろいろ指示も出しているし。バッティングコーチも対策として。でも、同じボールを3球で終わるということはバッターとして恥。1軍のバッターじゃないよね」

 暗に示しているのは3球三振に終わった8回の江越か。2死一塁から代打出場。実に5月7日ヤクルト戦以来の1軍の打席だったが、初球は外角低めのワンバウンドとなるフォークに空振り。続く2球目も外角低めフォークに空振りし、最後も見逃せば明らかなボール球だった外角フォークにバットが大きく空を切った。「普通に打とうと打席に入りました」と話したが、気合も空回りし最悪の結果となった。

 「真ん中だけ狙って、それを気持ちよく打とうなんてね。そりゃ、そこには投げてきませんよ」

 同じ過ちを犯した結果に指揮官も苦笑いを浮かべるしかなかった。マンツーマン指導する中谷も8回1死一塁では空振り三振。全て見逃せばボールの変化球に手を出した。6月もこの日で最後。7月の到来とともに、気持ち良い快音が聞きたい。 (山本 浩之)

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