若松G倒1失点完投 9回志願で141球熱投

[ 2016年7月1日 05:30 ]

<巨・中>8回2死、山本を投ゴロに打ち取り吠える若松

セ・リーグ 中日1-3巨人

(6月30日 東京D)
 文句なしの熱投だった。中日の若松が今季自己最多141球で巨人を2安打1失点に抑え6月1日ソフトバンク戦以来自身4試合ぶりの勝利を勝ち取った。9回に勝ち越すとベンチでガッツポーズを見せ志願して最後のマウンドに上がった。

 「この回で終わらせるつもりで行きました。勝ちたいという気持ちだった。先制されたけど、粘って投げれば点を取ってくれると思っていた」

 初回、坂本にチェンジアップを左翼席に運ばれ先制ソロを浴び前回登板の悪夢が脳裏をよぎった。24日ヤクルト戦の初回、山田に先制2ランを打たれるなど4回5失点でワースト3連敗を喫していた。

 今回は違った。その後もチェンジアップを使い続ける強気の投球。カーブも要所で投げ女房役の桂は「いろんな球種でコーナーをつけた」と胸を張った。若松は「(負ければ)もう2軍というのが頭にあった」と背水の陣で臨んだ中5日で、2回以降は三塁を踏ませなかった。昨年10月2日広島戦で投げた148球は勝利に結びつかなかったが、この夜の汗は心地いい。チームは巨人戦3カード連続勝ち越し。勢いをつけ本拠地で虎を迎え撃つ。 (水口 隆博)

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2016年7月1日のニュース