「金本―掛布」超変革会談 2軍の有望株は植田海&望月

[ 2016年7月1日 08:15 ]

<神・D>交代を告げる金本監督

 「超変革」は、まだまだ終わりじゃない。阪神の金本監督と掛布2軍監督が30日、甲子園で約1時間にわたって若手の今後の育成や起用方針などについて話し合いを行った。鳴尾浜に戻って来た後、掛布2軍監督が明らかにした。

 「ここ3カ月のファームの報告と、こっち(2軍)にいる選手についてね。横田、陽川とか、投手なら福原も良くなってるし、岩田もだね」

 1軍経験ある若手の名前が出た後に、掛布2軍監督の口から飛び出したのは、1軍経験のない2人の名前。「植田海だね。だいぶ体も強くなってきたしどうですか、と話をしました。後は望月かな。早く(1軍で)投げさせたいねと話したけど、まだスタミナ的な事があるしね」と、早急な話ではないとした。

 植田はウエスタン・リーグでここまで31試合に出場し打率・078、本塁打なし、2打点、2盗塁だが、守備力には定評があり、両打ちに取り組むなど将来を期待されている。望月も6試合で1勝1敗、防御率2・04。未来のエース候補と目される。

 金本監督は「まあね。焦らずゆっくりとね」と話すにとどめたが、濃密な時間になったことは確か。後半戦での、さらなる巻き返しに向けた「超変革」を実行する新戦力候補はまだまだいる。

続きを表示

2016年7月1日のニュース