ジャイアンツがDH放棄!“二刀流”バムガーナーを「9番・投手」で起用

[ 2016年7月1日 14:52 ]

<アスレチックス・ジャイアンツ>3回に中越えの二塁打を放つジャイアンツの先発・バムガーナー (AP)

インターリーグ ジャイアンツ12―6アスレチックス

(6月30日 オークランド)
 ジャイアンツが6月30日のアスレチックス戦でDHを放棄し、先発のマディソン・バムガーナー(26)が「9番・投手」でスタメンに名を連ねた。

 ジャイアンツは投手も打席に立つナ・リーグに所属。しかし、同日のアスレチックスとのインターリーグはア・リーグ主催となるため、DH制が採用された。バムガーナーといえば、打撃の得意な投手として有名。通算13本塁打は現役の投手では最多で、今季もこの試合まで打率1割7分5厘、2本塁打、5打点という成績を残している。

 メジャーリーグの試合でDHが放棄されるのは、1976年にホワイトソックスが行って以来なく、これが実に40年ぶりの出来事。投手がDHとして起用されたことは、1988年にヤンキースのリック・ローデンの例があるという。

 DHを放棄することは、ボウチー監督にとって勇気のいる決断。しかし、バムガーナーは3回の第1打席で中越えの二塁打を放ち、指揮官の思い切った采配に応えてみせた。この日の安打はこの1本のみだったが、本業の投手としては6回1/3を投げて7安打4失点という内容で9勝目をマーク。6月14日のブルワーズ戦以来となる白星を手にした。

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