フィリーズ マイナー左腕が失明の悲劇 金属破片が右眼付近を直撃

[ 2016年7月1日 10:46 ]

投球練習を行う投手 (AP)

 フィリーズ傘下1Aのクリアウォーターに所属するマット・イムホフ投手(22)が、右眼を失明するという悲劇に見舞われた。

 FOXスポーツなど米国の複数メディアが6月30日に伝えたところによると、イムホフは25日、試合後のトレーニング中に器具の金属破片が右眼付近を直撃。眼球に大きなダメージを負い、鼻と眼窩底(がんかてい)を骨折した。

 イムホフはその後、眼の治療にかけては世界一と称される病院に搬送されたが、残念ながらそこで医師から一生光を失うことになるという宣告を受けることになった。それでも本人は6月30日にインスタグラムを更新。右目に眼帯をしながら病院のベッドで横になる姿の写真を投稿し、「失明してしまったが、脳にダメージがなかったことは幸いだった」と気丈にメッセージを送った。

 左腕のイムホフは、2014年のドラフトでフィリーズから2巡目(全体47位)での指名を受け、昨季は有望な若手としてチーム内で19位にランクされた。プロ3年目の今季は、ここまで14試合に登板(先発9試合)して4勝3敗、防御率3・91という成績だった。

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2016年7月1日のニュース