ヤクルト石川 神宮10連勝 今季敵地では4戦4敗「内弁慶破らないと」

[ 2016年5月12日 07:44 ]

<ヤ・広>選手たちを出迎える先発の石川(左)

セ・リーグ ヤクルト5―2広島

(5月11日 神宮)
 ヤクルトの石川は初回に2点を失っても、8回まで耐えた。強風でいつもより曲がりの増したスライダーを軸に追加点を許さない。

 「粘ることができた」と振り返った投球が打線の逆転劇を呼び込んだ。昨季から続く神宮球場での連勝は「10」。試合後、衣笠剛球団社長から「本当に負けないな」と声を掛けられると「神宮大好きです」ととびきりの笑顔を見せた。

 リーグトップタイの4勝目と引っ張り、まとめ役も率先する。9日の練習日には、36歳の誕生日だった新垣を祝おうとサプライズでケーキを買うことを提案。新人の原樹が神宮球場近くでショートケーキを購入し、みんなでバースデーソングを歌ってお祝いした。チーム最年長36歳の心遣いが、投手陣に染み渡っている。次戦の舞台はマツダスタジアム。今季敵地では4戦4敗を喫している左腕は「次が大事。内弁慶も自分で破らないといけない」と表情を引き締めた。 (町田 利衣)

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