広島・野村 魔の8回 新井が堂林が…守備のミス続き2敗目

[ 2016年5月12日 05:30 ]

<ヤ・広>8回無死一、二塁、一塁・新井の野選で無死満塁となり野村は降板する

セ・リーグ 広島2―5ヤクルト

(5月11日 神宮)
 広島・野村を不運が襲った。初回に菊池の適時打などで2点を先制し2度目の完封が見えた8回、畠山、大引に連打され中村の送りバントを「判断ミス」とわびた一塁手・新井が間に合わない三塁に送球(記録は犠打野選)し無死満塁。

 ジャクソンに託したが、代打・今浪に右翼線二塁打を許し同点。1死二、三塁から川端の当たり損ないの打球を三塁手・堂林が後逸(記録は失策)し痛恨の勝ち越し点を献上。一挙5失点する魔の8回で3月29日以来の2敗目を喫した野村は声を絞り出した。

 「悔しい。8回を任せてもらったので何とかしたかった。投げ切れなくて本当に悔しい」

 3回から7回は完全投球。同舞台でプロ初完封した4月27日に続く快投まで、アウト6つだったが叶わず。緒方監督も「祐輔は素晴らしい投球だった。また完封するんじゃないかと思った」とかばった。勝てば首位浮上だったが、一転、3位に後退。後味の悪い一戦となった。

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2016年5月12日のニュース