球児 中継ぎへ配置転換 先発挑戦も結果出せず「何もないです」

[ 2016年5月12日 05:30 ]

リリーフ陣の練習で汗を流す藤川

セ・リーグ 阪神1―3巨人

(5月11日 甲子園)
 開幕から先発の一角を担ってきた阪神・藤川が中継ぎへ配置転換された。11日の巨人戦(甲子園)の練習から救援陣と同じメニューで調整し、試合中もブルペン待機。今後はチーム状況次第で先発復帰の可能性も残る一方、当面の間はかつて投げ慣れたポジションで起用する方針が固まった。

 香田投手コーチは「期間は決めずに様子を見ながら」と説明し、13日からの横浜遠征についても「そういう方向で準備する」と明かした。登板がなかった本人は「何もないです」とだけ話した。

 メジャー移籍などを経て4年ぶりに復帰した藤川は今春キャンプから以前の抑え役ではなく先発に挑戦。『超変革』の目玉と位置づけられながら開幕から5試合で1勝2敗、防御率6・12で結果が出ておらず、短いイニングを全力で投げることで抑え時代の球威を取り戻させる狙いもあるもようだ。

 当初は藤川の先発登板を見込まれていた18日の中日戦(甲子園)は11日のウエスタン・リーグ、オリックス戦で7回無失点の好投を見せた岩崎の起用が有力になった。

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2016年5月12日のニュース