マエケン 相手投手に2被弾 6回途中4失点で3試合白星なし

[ 2016年5月12日 13:08 ]

<メッツ・ドジャース>5回、シンダーガード(左)に中越え3ランを浴びたドジャースの先発・前田 (AP)

ナ・リーグ ドジャース―メッツ

(5月11日 ロサンゼルス)
 ドジャースの前田健太投手(28)が11日のメッツ戦に先発。6回途中、5回0/3を投げて6安打4失点と精彩を欠き、4月23日のロッキーズ戦以来となる白星とはならなかった。

 開幕からの登板4試合で3勝を挙げるも、ここ2試合では白星から見放されている前田。この日の相手は昨季のナ・リーグ覇者メッツで、平均球速が156キロというシンダーガードが先発。剛腕投手との投げ合いに注目が集まった。

 初回を三者凡退とした前田は2回、先頭打者のセスペデスに右前打を許すと、続くデューダには四球。さらにセスペデスが三盗を決め、1死一、三塁とピンチを迎えた。しかし、この場面で前田はキャンベルを遊ゴロ、リベラにはカーブの連投で2ストライクに追い込むと、3球目のスライダーで空振りの三振に切って取った。

 3回の先頭打者は投手のシンダーガード。簡単に1アウトといきたかったが、初球に投じた143キロのストレートを左打席の剛速球投手は強振。快音を残した打球は右中間スタンドに消え、前田は思わぬ形で先制点を許した。それでも、打線がルーキー右腕を援護。3回にシーガー、4回にはグランダルがそれぞれソロ本塁打を放ち、ドジャースが試合をひっくり返した。

 5回、前田は2つの四死球で無死一、二塁と得点圏に走者を抱えると、打席にはシンダーガード。3回の失敗を踏まえ、この打席では変化球も交えて2ボール2ストライクと追い込んだが、5球目のスライダーを見事に振り抜かれ、あろうことか中越えの3ランを浴びてしまった。記録サイトによると、投手が1試合に2本塁打を放つのは2007年以来とのこと。

 リズムに乗れない前田は6回も先頭打者のデューダに右前打を許すと、続くウォーカーにも二塁打を浴び、無死二、三塁のピンチ。ここでロバーツ監督は2番手・ハッチャーをコールし、前田は今季最短で降板した。この日の球数は94球。

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2016年5月12日のニュース