オリ2リーグ制以降最長タイ 開幕12戦連続本塁打なし

[ 2016年4月11日 05:30 ]

<ソ・オ>8回1死、糸井が三振に倒れ暗いムードのオリックスベンチ

パ・リーグ オリックス0-10ソフトバンク

(4月10日 熊本)
 古来から「火国(ひのくに)」と言われる熊本でも、オリックス打線に火は付かなかった。この日のソフトバンク戦で開幕から12試合連続の無本塁打。1953年の大映と並んで2リーグ制(50年)以降、屈辱のプロ野球最長記録となった。

 タイムリー欠乏症も深刻だ。適時打は6日の楽天戦の8回以降、19イニング出ていない。7回まで毎回走者を出しながらの零封負けに福良監督は「もう1回、基本に戻らないと。四球でもいい。出ること、つなぐこと、還すこと。この3つしかないわけですから」と、苦悩の表情を浮かべた。

 投手陣も10失点と連日の乱調。2連戦で23失点を献上し今季4度目の2桁失点。志願して中4日で先発した西が5回1/3、6失点。西は3試合連続のKOに「自分の力不足」と唇をかんだ。

 チーム打率は・228、チーム防御率は6・88と12球団最下位。金子と西というエース格をつぎ込んた九州遠征で黒星を重ね、チームは4連敗となり借金は6に膨らんだ。指揮官は「あさって(12日)から、もうちょっと意地を見せないとダメ」と、声を振り絞った。(水口 隆博)

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2016年4月11日のニュース