大谷1失点完投負け「1点をやらなければ良かった」

[ 2016年4月11日 05:30 ]

<楽・日>9回表、味方の反撃を待っていた大谷だったが、得点は入らずベンチへ引き揚げる

パ・リーグ 日本ハム0-1楽天

(4月10日 コボスタ宮城)
 9回裏のマウンドに備え、日本ハム・大谷は一塁ベンチ前でキャッチボールをしていた。しかし、2死二塁で近藤は空振り三振。8回を6安打1失点と好投しながら、打線が無得点に封じられ、2敗目を喫した。開幕3試合で白星がないのはプロ4年目で初めて。またしても勝てなかった。

 「(打線が)0点は想像してなかった。結果的に負けたということは1点をやらなければ良かったということ」。そう悔やんだのは、4回。1死三塁からルーキー茂木に投じた初球のフォークが抜けて甘く入った。この日2安打目となる中前適時打を浴び、これが決勝点となった。

 ただ、これまで2試合連続で制球に苦しんだがこの日は無四球。「力を抜きながらだったので安打が増えたけど、労力少なくいけたので球数(106)も少なかった」と、最速156キロ止まりも今季一番の手応えを得た。昨年8月11日の西武戦(西武プリンス)以来、プロ入り2度目の完投負けで、チームは5位に転落した。「打線との兼ね合いが悪いけど、打てなくて落ち込むのは打者。僕が落ち込んでもしようがない」と気丈に振る舞った。(柳原 直之)

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2016年4月11日のニュース