疲労感だけが残る敗戦 緒方監督「中盤にチャンスあった」

[ 2016年4月2日 08:00 ]

<広・巨>緒方監督は選手交代を告げる

セ・リーグ 広島4-6巨人

(4月1日 マツダ)
 疲労感だけが残る敗戦だった。広島はプロ初登板初先発のドラフト1位・岡田が7回途中3失点と試合を作ったが、勝利には結び付かず。今季初の延長戦で競り負け、連敗で借金1となった。

 展開としては最高だった。1点を追う初回2死一塁。ルナが巨人先発・高木のフォークボールを叩き、左越えに移籍後初本塁打となる1号2ラン。すぐさま逆転に成功した。「ここ最近ヒットが出ていなかったので、いいスイングをしようと心がけていた」。チームにとっても今季1号となる逆転弾でベンチは一気に活気づいた。しかし前日の大逆転負けを連想させるように、この日も7回に試合は暗転する。1点差の7回2死一、三塁の場面で岡田が降板。ルナの失策で同点となり、初勝利の権利は消滅。同点で迎えた延長10回、4番手・今村が力尽き、決勝点を与えた。

 緒方監督は「岡田には行けるところまで、行ってもらおうと思っていた。中盤にチャンスはあったし、守備走塁でも反省点もある。修正していきたい」と淡々と話した。連夜の痛すぎる敗戦。切り替えが重要だ。(桜井 克也)

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2016年4月2日のニュース