大野 四球からピンチ招いて失点 谷繁監督「自滅」

[ 2016年4月2日 08:22 ]

<ヤ・中>5回、2点を失った大野

セ・リーグ ヤクルト4-1中日

(4月1日 神宮)
 先発した中日・大野が7回4失点(自責3)と踏ん張れず、今季初黒星を喫した。「いらない四球からの失点ですね。簡単に点を取られすぎました」

 4回1死から山田に左翼席への先制ソロを浴びると、平田のソロで同点に追いついた直後の5回だ。西浦、中村に連続四球を与えるなど2死一、二塁のピンチを招き、坂口に勝ち越しの中前適時打。さらに味方の失策も絡んで2点を奪われた。7回にも四球から失点を重ね、結局被安打5も、4四球の不安定な投球。これで昨年6月25日からヤクルト戦は4連敗となり、「常に追いかける展開にしてしまったのでチームを苦しくしてしまいました」と肩を落とした。

 3月25日の阪神戦(京セラドーム大阪)で開幕星をもたらしたエースで完敗を喫し、谷繁監督が「自滅。四球が痛かった」と話せば、森ヘッドコーチも「見ての通り」と厳しい表情を浮かべる。小川に完投負けの中、4番のビシエドが元気なのが救いだ。2回に中前打を放ち、開幕からの連続試合安打を7に伸ばした。「きょうは我慢が足りなかった。早めに準備をして1本打てたのは良かった」と話したものの、足取りは重かった。 (細川 真里)

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2016年4月2日のニュース