ヤクルト山田の後輩「浪速のくまモン」逆転2ラン 東海大が白星発進

[ 2016年4月2日 13:58 ]

開幕戦を勝利で飾り、笑顔でハイタッチする東海大・熊本(右)

 首都大学野球春季リーグが2日、神奈川県平塚市のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで開幕した。

 1部の第1試合は6季連続優勝を目指す東海大が、城西大と対戦。東海大は2―3の9回1死一塁から熊本颯一塁手(4年、履正社)が左翼席へ値千金の逆転2ランを放ち、4―3で開幕戦を白星で飾った。

 熊本は「打った瞬間いったと思いました。とにかくつなぐ意識で必死でした。勝てて良かったです」と笑顔で振り返り、横井人輝監督は「良く打ってくれた。ああいうことをしでかす子です」と称えた。
 
 熊本は大阪府池田市出身で、あだ名は「くまモン」。履正社ではヤクルト・山田哲人内野手(23)の2学年下の後輩だった。同じ遊撃を守り、練習に取り組む姿勢や技術を学んだ。大学1年時に山田からグラブをもらい、いまも練習で大切に使っている。冬場はウエートトレーニングに本格的に取り組み始め、筋力アップした成果を土壇場で発揮し、チームを救った。

 「チームは全勝優勝を目標にしている。1つも落とさないようにやっていきたい」と気を引き締めた。

続きを表示

2016年4月2日のニュース