オリ安達 2日2軍戦で難病から実戦復帰「勘がどこまで戻るか」

[ 2016年4月1日 16:57 ]

オリックスの安達

 潰瘍性大腸炎でリハビリを続けてきたオリックスの安達了一内野手が、2日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(筑後)で実戦復帰する。1日は神戸市内で打撃や守備練習などを行い、体調に問題ないことを確認した。そんな安達に現在の心境を聞いた。

 ―いよいよ復帰戦だ。

 「どうなりますかね。試合勘がどうなっているか。どこまで戻るかですね」

 ―復帰まで長かったか。

 「ここまで来たら早かったけど、病院にいるときは長く感じました」

 ―復帰戦のテーマは。

 「本当にやってみないと分からないけど、投手の球を見られるだけでもいい。結果というよりは、そこです」

 ―現在の体調は。

 「腹痛もないですし、(トイレなどの)日常生活で特に困ることもない。薬も徐々に減ってきています」

 ―復帰のめどが立たない状況は、精神的にも辛かったのでは。

 「そうですね。ここまで野球から離れたことがなかったので。今後、それが良かったと思えるようにしたい」

 ―この難病からの復帰は、スポーツ界にも大きな出来事。

 「そうなんですかね。自分ではよく分からないんです。野球界では聞いた事がない病気だったので、不安も当然ありました」

 ―ファンからの応援も励みになった。

 「ファンからもチームメートからも色々な言葉をもらって、励みになりました。ファンの方に『焦らずに頑張ってください』と言ってもらって、うれしかった。あとは嫁さんにも心配を掛けたと思いますし」

 ―奥様の支えも復帰の大きな要因だ。

 「毎日、お弁当を作ってもらいましたし、今もです。生物とか、香辛料とか、食べられないものも多いので。(奥さんの手料理以外は)ほとんど食べていないです。大変だったと思う」

 ―体調面の不安はなさそう。

 「でも、まだ不安はあります。これから悪化するかもしれないし。お医者さんの説明では、悪化したら手術する可能性もある、と言われているので…。不安は消えないです。プレーもどこまでできるか」

 ―練習と実戦は違う。

 「正直、まだ打者が打った球とか受けていないので。シートノックには入っていますが、シート打撃で守ったりはしていないし、怖さもあります。バッティングも含めて」

 ―1軍復帰は12日ごろと想定しているが。

 「ちょっとスポニチさん!12日は早くないですか(笑)。本当にまだ決まっていませんから。まずは明日。頑張ってきます」

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2016年4月1日のニュース