オリ・ディクソン“鬼門”で8失点「何点取られるか試したんだ」

[ 2016年3月13日 05:30 ]

<西・オ>2回1死一、三塁、中村(左)に左前適時打を浴びるディクソン

オープン戦 オリックス1-12西武

(3月12日 西武D)
 オリックス・ディクソンが「チームの鬼門」で沈んだ。西武戦(西武プリンス)で2度目のオープン戦先発となったが、味方の失策から先制を許すと、その後も制球が定まらず。3回を投げ5四球に7安打を集中され8失点(自責6)。試合後にはブラックジョークまで飛び出した。

 「きょうは何点取られるかを試したんだ」

 酒井投手コーチが「駆け引きもある」と話したように開幕カードの相手に対し煙幕を張った。詳細は明かさなかったが、得意球ナックルカーブを多投せず他球種に対する西武打線の反応をデータ収集したもよう。ただ手の内を隠したことが乱調の要因となった。

 チームは昨年、同球場で開幕3連戦3連敗するなど2勝11敗と大きく負け越した。そんな中、ディクソンは昨季、対西武に防御率1・21、同球場では同0・89と無類の強さを誇った。今季も開幕を同地で迎え、第3戦先発が濃厚なだけに一抹の不安が残る形となった。

 助っ人右腕は「今しかできない新しい攻め方にチャレンジした。次からは今までの攻め方と組み合わせて投げていく」と修正に自信。この日の煙幕が吉と出るか凶と出るか、注目が集まる。

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2016年3月13日のニュース