ロッテ大嶺祐“原点”カーブで開幕ローテ決定!落合投手コーチ明言

[ 2016年3月6日 09:25 ]

<神・ロ>5回を1失点6奪三振と力投した大嶺祐

オープン戦 ロッテ4―2阪神

(3月5日 甲子園)
 投げた本人がビックリしていた。ロッテの大嶺祐は2回、先頭の4番・ゴメス、5番・福留をいずれもカーブで空振り三振。4回1死二塁でも福留をカーブで2打席連続空振り三振に仕留めた。

 「カウント球のカーブで三振が取れるとは思わなかった」。60球中15球カーブを投げ、5回6奪三振1失点と好投した。

 「甲子園に来たって感じで気分よくできた」。八重山商工3年時の06年に春夏連続甲子園に出場。センバツではカーブを操り、高岡商との1回戦で毎回の17奪三振を記録した。ただ、そのカーブはプロでは制球に不安があり、投げる頻度は少なかった。昨季は自己最多の8勝。スプリットを武器にしたが、投球の幅を広げるためにカーブを再び磨くことを決意。高校時代の投球を動画サイト「YouTube」で見直し「高めに投げて落とす」というコツをつかんだ。懐かしの甲子園で「原点の投球」を見せた。

 実戦3試合で計11回を投げ、自責0。「(先発の)4人は固まった」と落合投手コーチ。涌井、石川、スタンリッジととともに開幕ローテーション入りを決めた27歳右腕は「まだまだ。強い球を投げたい」と力強く言った。 (渡辺 剛太)

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2016年3月6日のニュース