中畑氏ら歴代会長参加 選手会が記念式典 組合30周年

[ 2015年11月25日 19:31 ]

 日本プロ野球選手会は25日、東京都内で「社団35周年・組合30周年記念感謝祭」を開催し、前DeNA監督の中畑清氏や前巨人監督の原辰徳氏、元ヤクルト監督の古田敦也氏ら歴代の選手会長、理事長が一堂に会した。日本代表の小久保裕紀監督や現在の選手会長である楽天の嶋基宏捕手ら現役選手も含めて約300人が出席した。

 選手会の歩みの紹介とともに各年代の選手会長らが登壇し、当時を振り返った。設立に尽力した初代選手会長の中畑氏は「できたときはうれしかった。後輩には存在感を持つ選手になってほしい」と期待し、原氏は「ファンあってのプロ野球ということを頭のど真ん中においてやってほしい」と話した。2004年の球界再編騒動で選手会長として史上初のストライキを敢行した古田氏は「野球で疲れたといっている場合ではなかった」と振り返った。

 9月に長年、事務局長として奔走した松原徹氏が死去した。森忠仁事務局長代行は「誰よりも楽しみにしていたので残念。選手を一番に考え、1人のことを全体で考えるというのを忘れずにやる」と誓った。

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2015年11月25日のニュース