マエケン、表彰式で“無茶ぶり”に絶句…来季については語らず

広島・前田健

　プロ野球の年間表彰式「ＮＰＢ　ＡＷＡＲＤＳ　２０１５」が２５日、都内のホテルで開かれ、今季のセ・リーグ最多勝利投手賞は広島・前田健太投手（２７）が獲得した。

　１５勝（８敗）をマークし、自身２度目の最多勝。スーツ姿で表彰式に臨んだ前田健は「昨年は後半勝てなかったが、今年は後半、チームが大事な時に勝利することができたので、そのへんは良かったかなと思う」と今季を振り返った。

　前日２４日には球団と会談し、ポスティングシステムによる今オフのメジャー挑戦希望をあらためて申し入れた。それだけに、この日も発言に注目が集まったが「来季について話せることはありますか？」と質問された前田健は「ないです」とひと言。「テレビ（カメラ）が多いのでやめておきます」と苦笑いを浮かべるばかりだった。

　その後、ファンからの質問として「小学生の時、憧れていたプロ野球選手は？」と聞かれ「イチローさんです」。すると、なぜか「では今、イチローさんにメッセージを送っていただいてもよろしいですか？」とメジャーを意識させるような“無茶ぶり”を受けると「えっ」と絶句。会場がざわつく中、困惑しながらも「憧れていました」とメッセージを送っていた。