阪神・岩貞結婚へ 元ソフトボール部女子「思い切り投げても捕るんです」

[ 2015年11月23日 06:50 ]

阪神・岩貞と年内に結婚する山形県出身の24歳女性の似顔絵

 阪神・岩貞祐太投手(24)が結婚することが22日、分かった。お相手は山形県出身で24歳のモデル風の一般女性。年内に婚姻届を提出する予定で、来春から西宮市内で新婚生活をスタートさせる。来季、開幕ローテーション入りを期待される13年のドラフト1位左腕が、決意新たに1軍マウンドで躍動する。

 苦しい時、いつもそばにいてくれた。感謝の思いを募らせるとともに、2人で人生を歩む決意は固まっていった。今年7月、岩貞は都内のレストランに彼女を呼び出した。窓越しには、初デートで行った思い出のスカイツリーが見えていた。

 「結婚してください」

 直球勝負を挑み、そっと指輪を差し出した。

 「よろしくお願いします」と絞り出した最愛の人は、大粒の涙を流していた。食事を終えると、店前には彼女の友人たちがサプライズで待機。はじけた2つの笑顔に無限大の幸せが広がった。

 出会いは横浜商大3年だった13年1月。野球部のマネジャーの紹介で食事をともにした。

 「初めて会って、話した時から印象が良くて。明るくて、友達思いの子だなと。純粋に次も遊びたいと思った」

 2カ月後に交際がスタート。2人の距離を縮めたのは「白球」だった。高校時代にソフトボール部に所属して遊撃手だった彼女とは、河川敷でグラブを手にキャッチボールすることも多かった。

 「思い切り投げても、捕ってしまうんで、全然おもしろくないんですよ(笑い)」。

 プライベートだけでなく、グラウンド上でも心強い相棒だった。交際直後、思うようなボールが投げられず、不振に陥っていた自身の姿を見ると、ポジティブな言葉で前を向かせてくれた。

 「彼女はずっとプラス思考でいてくれた。そこから、4年のリーグ戦で結果も出るようになった。自分を支えてくれてるんだと実感した」

 プロ1年目の春季キャンプ中に左肘痛を発症した際も、落胆する自分に寄り添ってくれた。

 「大きなケガが初めてで、ショックすぎて親にも言えなかった。彼女に伝えると“気持ちの整理がつくまで言わなくていいよ”と。時間がないのに関西まで会いに来てくれたり…。本当に支えになりました」

 今季は6月4日のロッテ戦(甲子園)に挙げた1勝のみで、1軍定着を果たせなかった。一皮むけるために、今月下旬からは台湾で行われるウインターリーグに参加する。年明けにも同じ左投げで目標にする先輩の能見と初の合同自主トレを沖縄で行う予定。金本阪神のエースへ上り詰めるために、野球漬けの日々を送る。

 「もう自分だけの人生じゃなくなったので。気合はもちろん入りますし、やらないといけない思いは倍以上。今まで以上にそばにいてくれることが甘えにならないよう、自分に厳しくしっかり結果を残したい」

 1つでも多くの白星を届けることが、恩返しになる。唯一無二のモチベーションを胸に、岩貞が腕を振る。

 ◆岩貞 祐太(いわさだ・ゆうた)1991年(平3)9月5日生まれ、熊本県出身の24歳。必由館では甲子園出場なし。横浜商大ではリーグ戦通算25勝でベストナインと2度の最優秀投手を受賞。13年のドラフト1位で阪神入りし、14、15年ともに先発で1勝ずつマークしている。通算11試合2勝5敗の防御率4.50。1メートル83、81キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

この記事のフォト

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2015年11月23日のニュース