高橋由伸引退セレモニー、誇れることは巨人で「完全燃焼」

[ 2015年11月23日 18:15 ]

胴上げされる高橋監督(中央)

巨人・高橋由伸「現役引退・監督就任セレモニー」

(11月23日 東京ドーム)
 【高橋由伸新監督 あいさつ全文】

 私、高橋由伸は今シーズン限りで現役を引退します。ともに戦ってきた巨人軍の皆様、応援してくれたファンの皆様、支えてくれた家族、すべての方に感謝します。本当にありがとうございました。

 大きな希望と不安を抱き、巨人軍に入団し、神宮での初ヒット、東京ドームでの初ホームラン、今でも昨日のことのように思い出します。誇れることがあるとするなら、巨人軍で現役生活を全うし、完全燃焼できたことだと思います。ここ東京ドームで温かい声援を一身に受けプレーできたことは本当に幸せな時間でした。プロ野球選手として、野球を職業にし、来る日も来る日も野球と向き合い、戦いの場にいました。それは楽しかったことよりも、重圧を感じ、苦しかったことのほうが多かったように思います。そんな日常だからこそ、一方で、達成できた時の喜びは大きく、18年間、頑張ることができました。

 来季からは、偉大な先輩方が務められた巨人軍の監督に就任します。これまで以上の試練や困難が待ち受けていると思います。選手時代以上に皆様の声援を力強く感じながら、叱咤激励を受けながら、監督を務めていきたいと思います。

 最後に皆さんに誓います。どんな逆境にも立ち向かい、覚悟を持ってまい進します。そして野球の素晴らしさをしっかりと伝えていきます。きょうはこのような素晴らしい舞台を用意してくださった関係各位の皆様、あらためて感謝申し上げます。18年間、本当にありがとうございました。

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