DeNA、山本功児Jr獲りへ 右の大砲 上位指名の可能性も

[ 2015年9月26日 05:30 ]

今夏甲子園で3本塁打を放った九州国際大付・山本

 DeNAが今秋ドラフトへ向けて九州国際大付・山本武白志(むさし)内野手(3年)をリストアップしていることが分かった。球団関係者は「球を遠くへ飛ばす能力が高校生離れしている。プロに入って技術を磨けば大成する素材」と評価。他球団の動向次第では上位指名の可能性もある。

 山本は1メートル88、89キロの恵まれた体格から繰り出す力強いフルスイングが持ち味で、高校通算24本塁打。今夏の甲子園では大阪偕星学園との2回戦での2打席連続アーチを含む3発を記録した。

 DeNAは右の長距離砲育成が急務になっている。主軸を担う梶谷、筒香はいずれも左打者。今季138試合を消化してチーム本塁打はリーグトップの105だが、日本人の右打者は白崎の6本塁打が最多と物足りない。

 父・功児氏(63)と中畑監督の結びつきも深い。75年ドラフトで巨人に同期入団。1軍での活躍を夢見て共に汗を流した。父がかつて監督を務めたロッテなども注目する中、「ハマっ子」の大型内野手を獲得できれば、大砲として育成していく構えだ。

 ◆山本 武白志(やまもと・むさし)1998年(平10)2月17日、神奈川県生まれの17歳。小3から元石川サンダーボルトで野球を始める。中学時代は都筑ジャイアンツボーイズで投手兼4番。九州国際大付では1年秋からレギュラー。今夏福岡大会では投手も務め、甲子園に出場して8強。1メートル88、89キロ。右投げ右打ち。

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