谷繁監督最終打席遊ゴロで現役に別れ 息子からの花束に目潤ませ

[ 2015年9月26日 14:26 ]

<D・中>試合前に花束を渡され笑顔を見せる谷繁

セ・リーグ 中日―DeNA

(9月26日 横浜)
 今季限りで現役を引退する中日の谷繁元信兼任監督が26日、古巣DeNA戦で自身の最終戦に臨み、2回の第1打席で遊ゴロに倒れ、現役生活に別れを告げた。

 「8番・捕手」で先発。今季急成長した若松をリードし初回を三者凡退で抑えると、2回2死一、二塁の場面で先制機で打席が回った。DeNAの先発・井納のオール直球勝負に対し4球目まで見逃し、カウント2―2からやや外寄りの直球を叩くと遊ゴロに終わった。

 谷繁はこの回限りで交代。かつて同僚だったDeNAの三浦や息子たちから花束を受け取り目を潤ませた。

 島根・江の川(現石見智翠館)から88年にドラフト1位で大洋(のちの横浜、現DeNA)に入団し、02年からFAで移籍した中日でプレー。13年に通算2000安打を達成した。捕手としては川上、山本昌、山井のノーヒットノーラン、さらに日本一を決めた07年日本シリーズ第5戦の山井―岩瀬の完全リレーをリードし「そういうものが僕の宝」と振り返る。昨季から選手兼任監督を務め、プロ27年目の今季は野村克也が持つ最多出場記録を更新。この日の出場で記録を3021試合まで伸ばした。

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2015年9月26日のニュース