球場内騒然!ブルワーズ右腕、ネルソンの頭部にライナー直撃

[ 2015年9月18日 15:09 ]

頭部に打球を受けて倒れ込むブルワーズのジミー・ネルソン投手 (AP)

ナ・リーグ ブルワーズ3―6カージナルス

(9月18日 ミルウォーキー)
 ブルワーズのジミー・ネルソン投手(26)が17日に行われたカージナルス戦の登板で、頭部に打球を受けるアクシデントに見舞われた。

 この試合で先発したネルソンは3回、カージナルスのパームに対してカウント1ボール1ストライクから143キロのスライダーを投球。バットの芯で捉えられた打球は173キロのライナーとしてマウンドに向かい、ネルソンの後頭部を直撃した。

 ボールが転々とする間に二塁へ到達したパームは、うつ伏せのまま動かないネルソンにショックの様子。ベース上で頭を抱えてしゃがみ込み、球場のファン、そして両軍ベンチもこの光景に息をのんだ。

 しかし、ネルソンは自力で立ち上がり、駆けつけたトレーナーともしっかり会話を交わすなど、最悪の事態は回避。大事を取り、ここでの降板となったが、ベンチへ退くネルソンの姿にファンだけでなく、カージナルスの選手からも拍手が送られた。

 その後、ネルソンはミルウォーキー市内の病院でCTスキャンの検査を受けたが、脳への異常は認められず、幸いにも打撲のみと判明。カウンセル監督も「非常に運が良かった。数日間、彼を注意深く見守る必要があるが、大丈夫そうだ」と胸をなでおろした。

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