岩隈 今季最多9K8勝!日本投手“3年限界説”吹き飛ばす活躍

[ 2015年9月18日 05:30 ]

<マリナーズ・エンゼルス>毎回の今季最多9三振を奪い、6回1失点で8勝目の岩隈(AP)

ア・リーグ マリナーズ3―1エンゼルス

(9月16日 シアトル)
 マリナーズの岩隈が、エンゼルス戦で毎回の今季最多9三振を奪い、6回4安打1失点で8勝目を挙げた。

 前日の試合の死球をめぐって警告が出された一戦で、この日も5回に死球を与えたエ軍ウィーバーが即退場となった直後の6回。一触即発ムードの中で先頭にソロを許して2点差に迫られた。しかし、2死で迎えた主砲プホルスは、フルカウントから「頭にないだろう」というフロントドアのカーブで見逃し三振。意表を突く配球で最少失点でしのいだ。

 メジャーデビューから4年目での46勝は、野茂(ドジャースなど)の49勝に続く数字で、松坂(現ソフトバンク)と並ぶ2位。米球界でささやかれる日本投手の「3年限界説」を吹き飛ばす活躍だ。今季は右広背筋痛で出遅れながら、8月以降は6勝2敗、防御率2.96で3年連続2桁勝利も射程圏内。「何とかあと2つ勝てるように」と力を込めた。 (奥田秀樹通信員)

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