MVP候補の柳田 興奮!「まっとうできた」ウイニングボール

[ 2015年9月18日 05:30 ]

<ソ・西>福田(手前)にビールをかけるゴーグル姿の柳田

パ・リーグ ソフトバンク5-3西武

(9月17日 ヤフオクD)
 ウイニングボールはソフトバンク・柳田の手に収まった。首位打者争いのライバル・秋山の中飛をキャッチすると、両手を突き上げた。

 「(歓喜の輪に)乗り遅れないようにダッシュした。任された仕事をまっとうできた」と笑みをこぼした。この試合でも3打数1安打で打率はリーグトップの・366。15日のオリックス戦(京セラドーム)で二盗を決め、2年連続30盗塁もマーク。打率3割、30本塁打以上で、ヤクルト・山田に続いてトリプルスリーを確実にしている。

 桁外れの身体能力で一気に全国区のスターに躍り出た。6月3日のDeNA戦(横浜)では横浜スタジアムのスコアボードを破壊する特大弾も放った。スイングスピードは日米通算507本塁打を放った松井秀喜氏に匹敵する球界トップクラスの150キロ。今季は試合後に必ず資料室へ足を運んで全打席、全球の映像を確認。イメージと実際とのずれを修正する努力を怠らず才能を開花させた。26歳はMVP最有力候補。2年連続の日本一へ「また喜びたいので、そのためにできることをやっていきたい」と次の戦いに目を向けた。 (渡辺 剛太)

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