強行出場も…オコエ けん制誘い出された「負けてうれしい試合はない」

[ 2015年9月7日 05:30 ]

<日本・米国>5回1死一塁、一塁走者・オコエはけん制で誘い出されタッチアウト

U―18W杯決勝 日本1―2米国

(9月6日 甲子園)
 オコエも悔しさを隠さなかった。「先輩たちが負けていたので絶対に勝ちたかった。力が及ばなかった」。4日の韓国戦で右太腿をスパイクで切りながら2試合ぶりに中堅で強行出場したが、9回2死では二ゴロに倒れ、最後の打者となった。

 それでも「個人的にはよかったところもある」と振り返った。初回1死一塁で右中間を襲った打球に対し、雨で濡れた芝を気にすることもなく快足を飛ばし地面スレスレでキャッチした。5回には中前打で出塁。その直後には、日本ならボークになりそうな際どい動作のけん制で誘い出されてアウトに。国際大会の怖さも味わった。

 甲子園と今大会で評価をさらに上げ、今秋ドラフトでは1位候補。プロ入りを希望するオコエは「負けてうれしい試合はない」と言った。この悔しさを次への糧とする。

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2015年9月7日のニュース