館山 愛娘と共演!7回0封5勝 夫人「本当によかった」

[ 2015年9月7日 05:30 ]

<ヤ・広>お立ち台でガッツポーズをする山田(左)と館山

セ・リーグ ヤクルト6-0広島

(9月6日 神宮)
 再三のピンチで耐え抜いた。ヤクルト・館山が7回3安打無失点で今季5勝目。自身3度目の右肘じん帯再建手術から復帰後、8戦目にして初めて本塁を踏ませず降板した。

 「先に点を与えなかったことはよかった」。4四球と制球に苦しみながら4併殺。打たせて取る投球の真骨頂を見せつけ「野手を信頼して投げた」とうなずいた。この日は愛娘・海音(かのん)ちゃんの小学校のクラスメートら約80人が右翼スタンド最前列から声援を送っていた。さらにヤクルトのジュニアチアリーダーズ「Sparkles」に所属する愛娘は、試合開始前のセレモニーや5回終了後のダンスに参加。前回の「共演」となった8月23日中日戦(神宮)はまさかの自身最短3回KO。この日のパパは7回までマウンドを守り、陽子夫人も「本当によかった」と感無量の様子だった。

 6回裏の攻撃中に降雨のため17分間の中断を挟んだが、7回もマウンドへ。「あの1イニングをいかせてもらって、結果、3人で抑えたことはよかった。きょうの経験をつなげていきたい」。難しい条件下で光った右腕の奮闘で、首位の阪神に0・5ゲーム差に迫った。

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2015年9月7日のニュース