東海大3年丸山が完全試合!首都大学で上田以来46年ぶり

[ 2015年5月4日 05:30 ]

完全試合を達成した東海大の丸山は、巨人・原監督のパネルの横で笑顔

首都大学野球 東海大5―0日体大

(5月3日 大和スタジアム)
 東海大の丸山泰資投手(3年)が、首都大学リーグ史上2人目となる完全試合を達成した。3日、大和スタジアムで春季リーグ戦の日体大2回戦に先発し94球で打者27人を抑えた(三振8、内野ゴロ11、内野飛球3、外野飛球5)。69年春に東海大の上田二郎(現・二朗=元阪神)が成城大戦で記録して以来、46年ぶりの快挙となった。

 最後は得意球と決めていた。9回2死。丸山が投じた94球目はスライダー。この試合8個目の三振を奪って首都リーグ51年の歴史にその名を刻んだ。「実感が湧かない。最後は凄く緊張した。野手の皆さんのおかげです」と控えめに喜んだ。

 リーグ通算5勝目で、昨年までの3勝は全て救援で挙げた。今春はチームで吉田、中川に次ぐ3番手投手の位置づけだったが、ドラフト候補右腕・吉田の不調もありチャンスを得た。4月18日の独協大戦でリーグ初先発を任され、自己最速150キロを出して白星。その勢いのまま快投した。無名右腕の快挙を伝え聞いた東海大OB、巨人・原監督は「凄いピッチャーがいるもんだね」と驚きをコメントにした。

 東邦3年夏は愛知大会決勝に進出。しかし、浜田達郎(現中日)擁する愛工大名電に自らの暴投などで敗れ、甲子園出場はかなわなかった。「思い通りの所に投げられる投手になりたい」と悔しさをバネに、高校の大先輩・横井人輝監督率いる東海大に進学。1年春からベンチ入りも好不調の波が激しく、先発指名は回ってこなかった。

 安定感を手に入れようと一念発起。3月の沖縄キャンプでは一日150球を投げ込んだ。茶わん8杯のご飯も毎日のノルマで、体重は6キロ増の80キロに到達。そこから77キロに絞ったベストの体を手に入れ「制球に自信がついて投球の幅が広がった」と効果を口にした。

 「(東海大から巨人入りした)菅野さんみたいな制球力をつけて、いつかプロに行きたい」。歴史的1勝を弾みに、夢に向かって走りだす。

 ▼丸山 泰資(まるやま・たいすけ)1995年(平7)2月5日、群馬県生まれの20歳。小2から野球を始め、中学時代は愛知知多ボーイズに所属。東邦では2年秋からベンチ入りし3年春からエース。同年夏は愛知大会決勝で敗退し甲子園出場はなし。東海大では1年春からベンチ入りし2年春にリーグ戦デビュー。1メートル76、77キロ。右投げ右打ち。

 ▽上田二朗氏(首都リーグ歴代1位の39勝。阪神、南海で通算92勝)聞きましたよ。東海大の先輩から電話がかかってきて、私以来ということで。本当におめでとうございます。まだ3年生ですし、これからも精進して頑張ってください。

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