“走塁職人”鈴木が6年ぶり1発!「皆さんもビックリしたと思う」

[ 2015年5月4日 05:30 ]

<巨・神>8回2死一、二塁、鈴木は左越え3ランを放つ

セ・リーグ 巨人10―3阪神

(5月3日 東京D)
 高木勇、金城とともに上がったお立ち台。歓声の大きさは巨人・鈴木の圧勝だ。210盗塁を誇る足のスペシャリストは09年8月以来6年ぶりとなる本塁打。プロ19年目で通算10本塁打に「自分もそうだけど、皆さんもビックリしたと思う」と笑わせた。

 まず「本職」で魅せた。2点リードの7回無死一、三塁の一塁走者で代走出場。直後に捕逸で三塁に達し、寺内のスクイズで生還した。そのまま中堅守備に就き、8回に左翼席に1号3ラン。「走っていて客席がざわついていたので自分もざわついた」とおどけた。今季2度目の2桁となる10得点で大勝した原監督も鈴木について「いやいやお見事」と褒めた。

 6年前、本塁打を放った鈴木は当時4歳で「パパの盗塁のスライディングが好き」という長男から「何でホームランを打つの?」と怒られた。そんな愛息も10歳となり、プロ野球選手を夢見ている。時は流れても格好良いパパのままだ。

 ▼巨人フランシスコ(5打数1安打2三振)うまくコンタクトすることだけを考えた。

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2015年5月4日のニュース