西武また大阪桐蔭トリオ大暴れ 中村「そろそろホームラン打ちます」

[ 2015年5月4日 18:51 ]

<西・オ>お立ち台で笑顔を見せる中村(左)と森

パ・リーグ 西武10―6オリックス

(5月4日 西武D)
 終盤に追い付かれる嫌なムードを振り払ったのは4番の一撃だった。6―6で迎えた8回、西武は2死から秋山、栗山、浅村の3四死球で満塁とすると、打席に立ったのは中村。前日は疲労のため休養し、この試合でも無安打だった4番がここぞの場面で大仕事をした。

 1ボールからの2球目、オリックス・佐藤達の低めの直球を右中間に運び、走者一掃の3点二塁打。「前のバッター3人がつないでくれたので、何とかランナーを返したいという気持ちで大振りせずにコンパクトに打ち返そうと思って打席に入った」という狙い通りの打撃で接戦に決着をつけた。

 この日は中村だけでなく大阪桐蔭出身者が大活躍。2年目の森は「一番理想のバッティングができた」という2回の先制5号ソロ本塁打を含む3安打2打点。浅村も3回の適時打など3打数2安打1打点2四死球と、大阪桐蔭トリオで6打点をマークした。

 お立ち台で「いい状態が続いているので、このまま継続して頑張っていきたい。この勢いのまま日本一を目指していきたい」と目標を掲げた森に対し、中村は「そろそろホームラン打ちます」。4月25日のソフトバンク戦以来の一発を宣言し、今季初めて3万人を超えた大観衆を沸かせた。

続きを表示

2015年5月4日のニュース