青木変則マルチで首位に1差 Wヘッダー2試合とも快音

[ 2014年9月24日 05:30 ]

1戦目の10回に適時打を放った青木(AP)

ア・リーグ ロイヤルズ―インディアンス

(9月22日 クリーブランド)
 ロイヤルズの青木宣親外野手(32)が、ダブルヘッダーで「変則マルチ安打」をマークした。8月31日に本拠地でサスペンデッドゲームとなった試合は敵地での試合前に組み込まれ、ビジター用ユニホームを着て2―4の延長10回裏から再開。試合前には「敵地でサヨナラ打を打てば記録に残る」と話していたが、回ってきた打席は2死二塁。それでも、左前適時打を放って1点差に迫った。後続が倒れてわずか11分で終了したが、51分後に始まった試合にいい流れをそのまま持ち込んだ。

 初回1死走者なしから左前打を放ち、この日「2安打目」。さらに初対戦のカラスコから「ある程度次は変化球と分かっていた」と1ボール2ストライクから盗塁を決め、ホスマーの一塁線を破る適時打で先制のホームを踏んだ。チームも4投手の継投で2―0で接戦を制し「積極的に走ってよかった」と満足げだった。

 これで首位タイガースに1ゲーム差に迫り、ワイルドカード争いでは3位マリナーズとのゲーム差を2に広げた。29年ぶりのポストシーズン進出にまた一歩前進したが、青木は「差はあるようでないもの。残り試合は全部取るつもりでやりたい」と一戦必勝を誓った。

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2014年9月24日のニュース