松田 球団通算8000号 プロ野球史上9万5000号に続くメモリアル弾

[ 2014年9月11日 05:30 ]

<日・ソ>4回1死、松田は球団通算8000号となる同点16号ソロを放つ

パ・リーグ ソフトバンク2-1日本ハム

(9月10日 東京D)
 やっぱり、持ってる男。「両手」でつかみ取ったメモリアルアーチだった。1点を追う4回、ソフトバンクの松田は木佐貫の141キロ直球を捉えると、ライナー性の打球は右翼席に届いた。同点の16号ソロにダイヤモンドを一周しながら自ら拍手。この一発が球団通算8000号となった。

 「反対方向だったけど打った瞬間、入ると思った。通算8000号は忘れていたが、先輩たちの歴史の重みを感じる。ホークスの歴史に名前が残るならうれしい」

 松田は打った後、最後まで両手をバットから離さない。片方の手をバットから離す選手も多いが、松田は違う。両手を離さずに振り切り、右足を一歩、一塁側に踏み出すことによって勢いをつけ、打球に力を伝えているのだ。イメージは本塁打王を4度獲得している西武・中村。ライバル球団で同じ83年生まれの主砲を参考にするほど、向上心は貪欲である。

 類いまれなる「メモリアル男」でもある。5月13日のロッテ戦(QVCマリン)では、涌井から2回に決勝2ランを放ち、プロ野球史上9万5000号となった。今季2本目のメモリアルアーチ。持って生まれた強運を発揮し、「たまたまです」と笑ったが、球史にも球団史にも名前を刻んだ。

 松田の一撃で勢いに乗り、7回の李大浩(イ・デホ)の決勝二塁打で連敗を2でストップ。オリックスも勝ったため、マジック点灯は最短で13日に延びたが、松田はマジックよりも「一戦一戦、全力で頑張っていく」と目の前の試合に勝つことに必死だ。次の「メモリアル」はもちろん優勝。今季から就任した選手会長として、球団の新たな一ページに名を刻む。

 ≪史上4球団目到達≫ソフトバンクは、4回に松田が16号ソロを放ち、通算本塁打が8000本に到達した。チーム第1号は南海時代の38年10月8日イーグルス戦(後楽園)で鈴木芳太郎が記録。通算8000本塁打は巨人、西武、中日に次ぎ4球団目となった。

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