巨人・鈴木が三盗で誘発した決勝点 走塁に名手鳥谷気を取られた

[ 2014年9月11日 08:48 ]

<神・巨>8回1死二塁、スタートをきっていた二走・鈴木尚(左)は坂本の遊撃内野安打で一気に生還する

セ・リーグ 巨人3-1阪神

(9月10日 甲子園)
 グリーンライト。選手の判断で自由に盗塁できる権利であり、それによって巨人の足のスペシャリスト、鈴木がチームに決勝点をもたらした。

 「うちの戦う風景が来たということ」。原監督がそう振り返ったのは、1―1の8回1死二塁。1点が勝敗を分ける緊迫した場面で失敗は許されない。その中で二塁走者の鈴木はスタートを切った。「1死二塁より1死三塁の方が相手にプレッシャーがかかる」。坂本も狙っていた直球を打った。鈴木の走塁に気を取られた遊撃手・鳥谷が痛烈なゴロをはじき、結果的に「三盗」が「ランエンドヒット」の形になったことで生還できた。

 「自分が行けるという中で行った。思い通りにできた」。鈴木はこの回から登板した福原を投球練習から観察し、投球モーションを盗んでいた。「早い段階で(盗塁の)シミュレーションができた」。先頭で左前打を放った長野の代走で出場。橋本の送りバントの際もグリーンライトで二塁へスタートを切っており、楽々セーフだった。

 鈴木の観察力と勇気が生んだ決勝点。巨人のチーム打率・255、494得点はいずれもリーグ最低だが、終盤での接戦に強いから首位にいる。鈴木の走塁が原監督の最大の勝負手である。

 ▼阪神・鳥谷(8回、坂本の遊撃内野安打で勝ち越され)どんな形でも止めないといけなかった。前に落としていたら点は入っていない。

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