DeNAついに!CS圏内3.5差 山口続いた連続無四球初完封

[ 2014年9月11日 05:30 ]

<D・ヤ>完封勝利の先発・山口(右)を出迎えるDeNA・中畑監督

セ・リーグ DeNA2-0ヤクルト

(9月10日 横浜)
 プロ9年目にして初めての完封勝利。先発投手としてずっと欲しかった勲章をやっと手にしたというのに、DeNAの山口は右の拳を小さく固めただけだった。

 「正直、完投も完封も変わらなかった」。1人で投げ切って勝つ満足感は1失点で初完投勝利を挙げた3日の阪神戦(甲子園)で味わっている。1点も与えない快感を上回ったのは「つながり」の投球ができたことだ。

 クイックで投げると思えば、体重移動を遅らせる自在の投球を披露してくれた前夜の久保。タイミングを狂わせたヤクルト打線が「考えて打席に立っているのが見えた」という。だから、自分はあえてシンプルに。ストライクを先行させ、リズムに乗ってからは「体重移動をゆっくりしてコンマ何秒か遅らせたり…」。何球か先輩右腕の技術をいただいた。

 唯一のピンチは7回無死一、三塁。2点のリードがあったからベンチは1点覚悟で二遊間に併殺狙いの中間守備を指示した。だが、1点もやるつもりはなかった。「内野フライか三振しかない」と思った雄平を捕邪飛。お次は畠山をフォークで狙い通り遊ゴロ併殺打に仕留めた。

 野手との「つながり」もあった。試合前のロッカー。前夜先頭打者アーチを放った梶谷に「きょうも先頭打者弾打って」と頼んだ。リクエストに応えてもらった瞬間、「きょうも完封できるかなと思った」という。

 前回の登板から常に体が少し張った状態で登板していたリリーフ時代を思い出し、マッサージの回数と量を減らした。体の張りを少し残す調整方法も功を奏し、4安打完封に無四球のおまけがついた。久保に続く2試合連続無四球完封は、球団では大洋時代の1970年の池田重、平松以来44年ぶりの快挙である。

 「俊(山口)に無四球のイメージは全くなかったよ。きのうもきょうも最高。でも、勝負はこれから」と中畑監督。連夜の快投が、11日先発の高崎までつながっていけば…。タテジマの背中は3・5ゲーム先にはっきり見えている。

 ≪44年ぶり≫山口(D)がプロ初の完封勝利。DeNAは前日の久保に続き2試合連続の完封となり、いずれも四死球なしでマークした。チームで2試合連続の無四死球完投完封は、70年9月3日の広島戦で池田重喜、5日の中日戦で平松政次が達成して以来44年ぶり。

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