金子 無四球完封13勝 投手主要3部門でパ単独トップ

[ 2014年9月11日 05:30 ]

<楽・オ>2回無死一塁、枡田(手前)を三振に斬るオリックス先発・金子

パ・リーグ オリックス6-0楽天

(9月10日 コボスタ宮城)
 ダルビッシュ、田中が海を渡った今、日本球界No・1エースの名にふさわしい投球だった。オリックスの金子が5安打無四球完封でリーグ単独トップの13勝目を挙げた。

 2試合連続サヨナラ負けを喫していたチームの嫌なムードを振り払う快投に「流れを切るという意味ではいい勝ち方ができた」と貫禄を漂わせた。

 今季初めてのコボスタ宮城のマウンドが合わず、立ち上がりは球が浮き、3回までは毎回、先頭打者に安打を許したが、全く動じない。初回1死一、二塁のピンチでは西田を変化球で併殺打に仕留めるなど、後続をきっちり断った。4回以降は安定感を増し、わずか1安打しか許さなかった。

 これで今季楽天戦は5戦5勝。通算でも21勝3敗と圧倒的だ。理想の投球に少ない球数での完投を掲げている。この日は自己最少の101球で27個のアウトを並べ「今思えばあと2球ぐらいはなんとかなったと思う」と冗談交じりに話した。

 次回登板は16日からの首位ソフトバンク戦(京セラドーム)。勝ち星、防御率、奪三振と投手主要3部門でリーグトップを走る右腕は、逆転優勝に向けて「これからどんどん勝っていければ」と力を込めた。

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2014年9月11日のニュース