「第1歩」踏んだマー君「これから投げる強度上がっていく」

[ 2014年8月6日 05:51 ]

試合開始前、笑顔で整列するヤンキース・田中(左)と黒田

 右肘のじん帯部分断裂で先月9日に故障者リスト(DL)入りしたヤンキースの田中将大投手(25)が4日(日本時間5日)、本拠地ヤンキースタジアムで故障後初めてキャッチボールを行った。距離は約5メートルから始まり、最長20メートルで計50球。27日ぶりに白球の感触を楽んだ。

 【田中に聞く】

 ――投げ終えての気持ちは。

 「これからどんどん投げる距離、投げる強度というのも上がっていくと思う。きょうは第一歩かなと思います」

 ――大事な時期に戦えない悔しさはあるか?

 「試合はもちろん見ていました。毎試合勝ってくれと思って見ている。僕自身はコンディションを整えることが一番だと思うので、そういう焦りとかはない」

 ――一日も早く、という思いも強いかと。

 「繰り返しても仕方ないので。しっかりと治す方を優先したい。一日も早く良くなることが一番ですけど、焦らず、しっかりと治して、またいい状態で(マウンドに)上がれるようにしたい」

 ――筋力が落ちていたり、ブランクは感じているか。

 「投げないとつかない筋肉もあると思う。肩や肘周りをトレーニングしても、投げていかないと分からない部分はあるので。それはおいおいだと思います」

 ――スローイング以外のメニューは。

 「もう普通にやっています。肩、肘のトレーニング自体はやっているので。重さを増やしたり、後は強度だけの問題です」

 ――痛みが消え始めたのはいつか。

 「徐々にですが、いつはっきりというのは。日記をつけているわけではないので分かりません」

 ――きょうはひねったりはしていないのか。

 「変化球ってことですか?そんなことをしていたら、多分ぶん殴られていたと思います」

 ――投げて、翌日の反応は気になるか。

 「きょうの強さでは何もないんじゃないですかね。ないと思います」

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2014年8月6日のニュース