黒田 日本選手初の30球団勝利ならず…「ホームランが痛かった」

[ 2014年8月6日 12:24 ]

タイガース戦の7回、同点打を許し悔しそうな表情のヤンキース・黒田

 ヤンキースの黒田博樹投手(39)が5日、ニューヨークで行われたタイガース戦に先発し7回、97球を投げ6安打3失点5三振。3―3の8回からマウンドを譲ったため勝敗は付かず、メジャー14人目、日本選手としては初となるメジャー30球団からの勝利はお預けとなった。

 黒田はこの日も立ち上がりを攻められ先頭のデービスに中前打など2安打で1死一、三塁とされ、犠飛で先制点を許した。味方打線が2回にマキャンの12号ソロで同点とし、3回には2死二塁でエルズベリーがタイムリー二塁打を放ち勝ち越し、5回にはプラードが左翼へ6号ソロを放つ援護で3―1とした。

 2回から5回までは3人ずつでピシャリとタイガース打線を封じていた黒田だが、6回にはロマインに右翼へ2号ソロを打たれ、7回には3安打を集められ同点に追いつかれてしまった。

 試合は延長12回、3―4で敗れた。イチローは9回に代走で出場し、1打数無安打、1盗塁だった。

 ▼黒田の話 (6回に)2点目のホームランが痛かった。相手はプライスだし、追加点はなかなか取れない。結果的に3点を守りにいくピッチングになってしまった。後半になって低めのボール球に手を出してくれなくなり、高めにいったところを(7回に)タイムリーにされてしまった。

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