マー君 プホルス斬りに自信たっぷり「注目して見て」

[ 2014年4月28日 05:30 ]

試合前にキャッチボールを行った田中

 ヤンキースの田中将大投手(25)が26日(日本時間27日)、楽天・三木谷浩史オーナー(49)から昨季日本一の記念リングを受け取り、さらなる活躍へ激励を受けた。田中は27日(同28日午前9時5分開始予定)のエンゼルス戦で、通算501本塁打のアルバート・プホルス内野手(34)、マイク・トラウト外野手(22)らメジャーを代表する強打者と対戦。古巣からパワーをもらい、大物斬りに挑む。

 ヤンキースタジアムのベンチ裏の一室で、約15分間の再会。三木谷オーナーから日本一の証を受け取った田中はしばし、昨季の思い出に浸った。

 「昨年日本一になったんだなと実感が湧きました。(受け取るのが)シーズンが終わるまでは無理だと思っていたので、凄くうれしかったし感謝しています」

 三木谷オーナーが仕事のためボストンを訪れ、帰国の途に就く直前に時間を確保して対面が実現した。新ポスティング・システムで田中をメジャーに送り出した同オーナーは「頑張れ」「(米国での)生活は大丈夫か」などと声を掛けたことを明かし、「ますますたくましくなってエース級で頑張っている。引き続き頑張ってほしい」と目を細めた。

 楽天時代からレギュラーシーズン31連勝中の田中は、難敵相手でもぶれない。22日に通算500本塁打に到達し、25日には同僚の黒田から501号を放ったプホルスについて「警戒はする。打線の中心だから」と印象を述べる一方、「自分がしっかりとした投球をして、どこまでアウトを重ねられるか」と普段通りの姿勢は崩さない。この試合は米スポーツ専門局ESPNによって全米にテレビ中継される。文字通りの全米デビューにも「そこは自分のパフォーマンスには関係ない」と淡々と話した。

 今季はこれまで4試合で3勝0敗、防御率2・15。次戦で4勝目を挙げれば、ア・リーグ月間MVPの候補に浮上してくる。報道陣から、プホルス、トラウトとの対戦が注目されていることについて聞かれると、155億円ルーキーは笑顔で「では注目して見てください」と口にした。

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