井口 初回先制パンチ!大谷対策実り出はなくじいた

[ 2014年4月28日 05:30 ]

<日・ロ>初回、3ランを打った井口はハイタッチ

パ・リーグ ロッテ5-1日本ハム

(4月27日 札幌D)
 ロッテ初回の4点は、大谷対策のたまものだった。先頭の伊志嶺が右前打で出塁すると、続く鈴木は強攻策で右前に運んで無死一、二塁。井口に左越え5号3ランが飛び出し、3打者で3点を先制する。さらに角中も右翼席に2号ソロを運び、大谷の出はなをくじいた。

 試合直前のミーティング。今季のスコアラー陣の「大谷リポート」では、直球でカウントを整え、変化球は明らかなボール球か甘い球が多いという傾向が出ていた。実際に初回の伊志嶺と鈴木の連打はともに追い込まれる前の148キロの直球。井口の一発はフルカウントからの抜けたフォークボールで「あれは失投。昨年のような荒れ球のイメージはなかった」と振り返った。2球目の147キロ直球を仕留めた角中も「変化球のストライク率が悪いし、荒れてないので絞りやすい。悪い意味でまとまっていた」とほくそ笑んだ。

 大谷にプロ初黒星をつけ、今季の日本ハム戦は6戦6勝。4連勝で3位に浮上し、勝率も5割に復帰した。開幕から5連敗しながら約1カ月で借金を完済した伊東監督は「これからやっと開幕です」と息をついた。

続きを表示

2014年4月28日のニュース