“四球地獄”で中日自滅　カブレラ、福谷がピンチ拡大

＜ヤ・中＞７回１死田中浩に四球を出したところでカブレラは降板

セ・リーグ 中日４－５ヤクルト

（4月27日 神宮）
　まさに“四球地獄”だ。中日は同点の７回に森野が左前打を放ち、今季４度目となる先発野手全員安打として勝ち越しも、喜べたのは一瞬。その裏に先発カブレラが４個目の四球を与えて降板。２番手の福谷も、いきなり山田に四球を与えるなど２死満塁のピンチを招き、バレンティンに左前に２点適時打され今季初黒星を喫した。

　谷繁兼任監督は「無駄な走者を出すとこういう事になる」と悔しがった。この日の四球は６個で、５失点中、３点が四球の走者。前日は８失点中、４点がそうだった。今季中日の与四死球は、リーグで２番目に多い１１０個。１４敗のうち、１０試合で相手よりも多く四死球を与えている。ヤクルト、ＤｅＮＡとの６連戦は「貯金遠征」とするはずだったが、ヤクルトに１勝２敗と負け越し、いきなりつまづいてしまった。