「昼男」大谷 日本ハムの“魔の時間帯”解消できるか

[ 2014年4月26日 09:31 ]

“昼男”の日本ハム・大谷

 まもなく大型連休。デーゲームの試合に、子どもたちの明るい声がこだまする季節だ。ところが、このデーゲームに悲鳴を上げるチームが存在する。昨季、最下位に沈んだ日本ハムファイターズだ。

 昨季、勝率.451だったチーム成績は、デーゲームに限ってみればさらに低い.365。2012年のデーゲーム勝率が.532だったことを考えると、1割7分近くも急落したことになる。特に西武ドームで0勝5敗、ヤフオク!ドームで0勝4敗と昼間の敵地で散々だった。

 投手陣で特に昼間が“魔の時間帯”だったのは、吉川光夫と木佐貫洋という左右の両エース。昨季はデーゲームで吉川が1勝7敗、木佐貫が1勝4敗と苦しんだ。

 今季第4節(4月21日)終了時点で、デーゲームの戦績は4勝4敗と5割をキープしている。吉川は毎週金曜日に登板しているためデーゲームの登板はまだないが、代わりに苦戦しているのが武田勝。デーゲームに3試合登板して0勝2敗といいところがない。

 逆に昼に強いのが大谷翔平。デーゲーム2戦2勝と好投を見せている。日本ハムを襲う“昼の呪い”を、大谷が解消すれば、チーム成績もそのぶん上向いてくるはずだ。二刀流ゆえ調整法に課題を持つ大谷だが、デーゲームにピークを作る、という視点も必要かもしれない。(『週刊野球太郎』編集部)

 ▼『週刊野球太郎』(http:/yakyutaro.jp/)とは イマジニア株式会社ナックルボールスタジアムが配信するスマートフォンマガジン(auスマートパス、docomo SPモード、Yahoo!プレミアムで配信中)。現在、MLBデビューを果たした田中将大の特集を連載中。母体となるのは雑誌『野球太郎』。ドラフト関連情報はもちろん、ディープな記事に定評がある野球愛好家のバイブルともいってよい存在。現在、新趣向の『別冊野球太郎2014球春号~プロ野球呪いのハンドブック』が全国書店にて発売中! 本稿で取り上げたような、各チームの負の側面に光を当てることで新たな応援ポイントを提案している。

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2014年4月26日のニュース