広島・野村 息切れ初黒星 100球が境目に…

[ 2014年4月16日 05:30 ]

<広・神>初回1死一、二塁、制球が定まらず、ナインとマウンドに集まる野村(左端)

セ・リーグ 広島2-8阪神

(4月15日 マツダ)
 100球が境目になった。1失点で粘っていた広島・野村が5回1死からつかまる。101球目を大和に二塁打されると、鳥谷にも二塁打を浴びて勝ち越された。2死後、マートンを敬遠気味に歩かせた後が痛恨。広陵高の先輩・新井良に3ランを浴びた。

 キーマンに挙げていたマートンこそ得点圏に走者を置いて2度抑えたものの、それ以外の選手にやられた。

 「制球に苦しみ自分で自分を苦しめた。今後しないようにしたい」

 慎重になりすぎた結果、4回終了で97球も投げていた。右腕の過去最多球数は昨年7月9日に完投勝ちしたDeNA戦での130球。スタミナに影響するのも仕方なかった。野村監督は「祐輔は2つ勝っているので、もう少し思い切って向かってほしかった」と開幕2連勝の勢いを生かせず、大胆さを欠いた投球内容を残念がった。連勝も2で止まり、2位・阪神とのゲーム差も0になった。

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2014年4月16日のニュース