阿部2発でチームの連敗止める「初めて納得のいくスイングができた」

[ 2014年4月16日 22:35 ]

10回無死、右越え勝ち越しソロ本塁打を放つ巨人・阿部

セ・リーグ 巨人9―8ヤクルト

(4月16日 神宮)
 4時間を超える死闘にけりをつけたのは、阿部のバットだった。8―8で迎えた延長10回、阿部は先頭打者で打席に立つと、カウント1―1からの3球目を、右翼席に叩き込んだ。貴重な勝ち越し2号。その裏を守りきり、チームの連敗も4で止まった。

 阿部は「うれしいのと…、あと、本当にこれで終わるのかなと思った」とシーソーゲームとなった展開にけりをつけられてほっとした様子。

 5日の中日戦で左ふくらはぎに投球を受け、3試合を欠場。10日に途中出場して復帰した試合では犠飛を記録し勝利に貢献したが、11日からの阪神3連戦はわずか1安打に終わり、前日15日のヤクルト戦は先発セドンとの相性をもあって実松が先発マスクをかぶり欠場。その間にチームは4連敗を喫していた。

 この日は5回にも、開幕から16試合目、50打席目でようやく1号を放つ活躍を見せ、「今シーズン初めて、納得のいくスイングができた」と語り「なかなかうまくいかない中、試行錯誤して、結果が出て良かった」と納得の表情を見せたが、「ランナーがいる時に1本出ていれば…そういうところで打てるようにしたい」とまだまだ貪欲に語っていた。

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2014年4月16日のニュース