マー君スライダーに「WOW!」実戦「いつでもいける」

[ 2014年2月26日 05:30 ]

フリー打撃に登板する田中。声を上げる場面も

 鋭く曲がり落ちたヤンキース・田中のスライダー。打席のサイズモアはピクリとも動かなかった。切れ味鋭い変化に、打撃ケージを取り囲んだ面々からは「WOW!」の声が上がった。

 「しっかりと(指に)かかって投げられれば、よく曲がるなというのがある。ちょっとそういう反応は見られた」

 2度目の打撃投手。3人の打者に35球を投げ、10スイングでフライ、ゴロが2球ずつ、安打性の当たりは1本だった。何より際立ったのは、5度の空振り。すべて変化球で奪った。特に最大の武器であるスライダーには手応えがあった。

 対戦したサイズモアは「あまりに切れがよく、テークバックさえ取ることができなかった」と脱帽。田中は「日本に比べると球が滑りやすいのでスリップしてしまうと棒球になる」と注意すべき点も確認できたようだ。

 ジラルディ監督は今後の紅白戦登板予定に関して「あす(25日)田中に聞いてから決める」と話した。その後、オープン戦初登板は3月3日(日本時間4日)のナショナルズ戦が濃厚だが、田中は「もういつでもいけるんじゃないかなという感覚」と準備は整った様子だった。

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2014年2月26日のニュース