古巣復帰の伊原監督、力強く抱負「パを牽引していくのはライオンズ」

[ 2013年10月22日 14:23 ]

優勝への熱い思いを語る西武・伊原新監督

 西武は22日、02年から2年間指揮を執った伊原春樹氏(64)の新監督就任を発表した。契約年数は1年。埼玉・所沢市内の球団事務所で就任会見を行った伊原新監督は「10年ぶりに西武ライオンズのユニホームを着ることになりましたが、最近5年間リーグ優勝していない。パ・リーグを牽引していくのはライオンズ。決して戦力は劣っていない。常にリーグ優勝が宿命づけられると思う。優勝しかありません」と抱負を語った。

 会見の内容は以下の通り

 ――就任の要請時の気持ち。

 「気持ちの中でうれしかった。(就任に)迷いはない。一点の曇りもなかった」

 ――評論家として今季の西武の戦いをどう見ていたか。

 「骨太(というスローガン)でずっとやってましたけど、相手が(楽天の)田中マー君、あまりにも異常ですよね。その牙城を破らないと難しい部分はあったと思う。ただチーム全体としては、いい戦いをしていたと思う」

 ――目指す野球は。
 
 「西武の伝統である、守りから入って点をやらない野球です。スキを見つけて、スキを突いて、僅差のゲームをモノにしていく野球。キーマンは全員です」

 ――その上で、ポイントとなる点は。 

 「ポイントとかはない。現在を底上げする。野球に対する姿勢、野球以外の精神的な部分も、話をしていきたいと思います」

 ――掲げる目標は。

 「優勝だけです。優勝します」

 ――機動力、緻密な野球を実践する上で現在のチームに教える点は。

 「例えば、ヘルマンですね。けん制でアウトになったり、飛び出したり、その辺はキッチリ教育していかないと。盗塁20個なら失敗は2、3個で抑える。1つの盗塁死で流れは変わってしまうから」

 ――グラウンド外では。

 「選手である前に社会人としてのキチッとした点。ルールの中での自由ならいいが、現在の選手は自由をはき違えている選手もいる。そういう点は教育していきたい」

 ――三塁ベースコーチに立つ考えは。

 「勘弁してください。優秀な河田コーチがいますから」

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