ソフトバンク笠井球団社長死去、76歳 観客動員拡大に尽力

[ 2013年10月22日 06:00 ]

死去した笠井和彦氏

 福岡ソフトバンクホークス球団社長で、オーナー代行も務める笠井和彦(かさい・かずひこ)氏が21日午前10時7分、肺カルチノイドのため都内の病院で死去した。香川県高松市出身。76歳だった。通夜・告別式は近親者のみで行う。後日、お別れの会を開く予定だが、喪主は非公表。

 笠井氏は富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)副頭取などを歴任し、2000年にソフトバンク取締役に就任。球団買収を機に05年1月から球団社長兼オーナー代行になった。

 10年に王貞治ミュージアムを設立、12年に福岡ヤフオクドームの買収に貢献するなど観客動員の拡大に尽力した。しかし、今年7月に都内で行われたオーナー会議には車イス姿で出席するなど、体調が心配されていた。

 孫正義オーナー(56)は「誠実かつ公平無私、人情味あふれるお人柄ゆえに、笠井さんを慕う社員も多く、常に後に続くわれわれの指針でありました」などとコメントを出した。

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2013年10月22日のニュース