西武監督に伊原氏復帰 22日就任発表 02年リーグV実績

[ 2013年10月22日 06:00 ]

西武の新監督に就任が決まった伊原春樹氏
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 西武の次期監督に伊原春樹氏(64)が就任することが21日、分かった。22日に発表される。伊原氏は03年以来の監督復帰となる。

 今季の西武は5年連続で優勝を逃し、2位で進んだCSもファーストステージで敗退。渡辺久信監督(48)が責任を取って15日に辞意を表明した。次期監督として潮崎2軍監督も候補に挙がる中で、球団はチーム事情に詳しく指導者として実績のある元監督の伊原氏に一本化。就任要請を行い、この日までに伊原氏が受諾した。本人も「西武に育ててもらったOBとして、意欲は何倍もある」と語っていた。

 伊原氏は02年に西武監督に就任し、1年目でリーグ優勝に導いた。03年は2位に終わって退任したが、その手腕は高く評価され、04年はオリックス監督に就任。07年からは巨人のヘッドコーチを務め、原監督の参謀としてリーグ3連覇に貢献した。

 コーチ人事では、1軍投手コーチとしてOBで野球評論家の松沼博久氏(61)や土肥義弘氏(37)が候補に挙がっている。また、打撃コーチには高木浩之2軍打撃コーチ(41)の昇格が検討されており、2軍打撃コーチには今季限りで引退した嶋重宣氏(37)の就任が濃厚となっている。

 23日からは伊原新体制で秋季練習がスタートし、来季は6年ぶりのリーグ優勝を目指すことになる。

 ◆伊原 春樹(いはら・はるき)1949年(昭24)1月18日、広島県生まれの64歳。北川工(現府中東)から芝浦工大を経て、70年ドラフト2位で西鉄入団。巨人、クラウンと移籍し80年に引退。81~99、01年西武コーチ、00年阪神コーチ、02~03年西武監督、04年オリックス監督、07~10年巨人コーチを歴任した。

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