“700号男”がまた殊勲打!上武大、明大下し初の決勝進出

[ 2013年6月15日 14:30 ]

<上武大・明大>7回1死満塁、上武大・三木が右前に勝ち越し打を放つ

第62回全日本大学野球選手権準決勝 上武大3-2明大

(6月15日 神宮)
 第62回全日本大学野球選手権第5日は15日、神宮球場で準決勝が行われ、第1試合は上武大(関甲新大学)が明大(東京六大学)に3―2で逆転勝ちし、初の決勝進出を決めた。

 2点を先行された上武大は3回1死一、三塁から3番・三木の左前適時打でまずは1点。7回には1死満塁から野選で追いつくと、再び三木が右前に適時打を放って逆転。投げては先発したエース横田が明大打線に8安打されながらも要所を締めて2失点完投勝利を飾った。

 1―2で迎えた7回無死一塁の場面で、8番・紙田のカウント1―1から代打・清水を送り、送りバントを成功させて同点劇の足がかりとする執念の采配を見せた谷口監督は「大事なケースでしたので、バントのうまい選手を出しました」としてやったりの表情。

 13日の準々決勝・天理大戦で大会通算700号となる満塁弾を放ったのに続いて、準決勝でも2本の適時打を放った三木は「無心で打ったので、何を考えて打ったか覚えていない」と興奮気味。大阪から応援に駆け付けた父の目の前での大活躍に「いいところを見せられて良かった」と2日早い父の日のプレゼントにはにかんだ。

 これで初の決勝進出。谷口監督は「ここまで来るとは皆思ってなかったと思うが、楽しんでやりたい」と話し、三木は「あす(16日)もしっかり自分の仕事ができるように、きょうから準備をしたい」と力強く語った。

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